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お給料の増えない日本。家事代行が増える日本。その未来って。

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True North Life CoachingのNoriです。

前回「欧米での子育て事情。海外ではママは子育てしない、は本当か?」を書かせてもらい、かなりの反響があった。

日本のとても有名な起業家さんが、一部の文献から間違った解釈をしたようで、世界ではママは子育てをしない、というすごく大きなステートメントを打ち出すという、少しおかしい記事への反論であるが、それと同時に、自分自身もすごく考えさせられるところがあったので、今回はもう少し突っ込んで書かせていただこうと思う。

 

世界、とか海外、というのはやはり世界のすべての200カ国を指す言葉なので、すべてをひっくるめて読んでしまうのはやはりとても難しい。なので、オーストラリアを中心に話していきたいと思う。

 

実はお給料が少ない日本の現状

 

「Japan is cheap」日本人の給料が破格に安いという認識が企業にはないという記事がとても面白い。

たぶんアメリカの一流大学を卒業して3年目で1900万円を稼ぐってのは信憑性に欠けるが、ここで語られていることはとても興味深い。GoogleやFacebookに就職した人の平均を指しているのか、気になるがそれはおいておこう。

アメリカのWebsiteによれば大学を卒業した人の初任給の平均が書かれている。こちらのほうが納得できる数字となっている。これはオーストラリアの事情ととてもよく似ている。

そこから見ても日本の平均給料は世界レベルで安いといってもよいだろう。

「日本の人材は、とても「安く」雇えると私は思っています。」

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と記事の著者はおっしゃっているが、本当にそうだ。確かに物価も安い。日本はここ数十年、GDPの伸びが悪く、物価などが諸外国に比べてとても安くなってしまったのだろう。

GDPがアップし続けているオーストラリアではCPI(Consumer Price Index=物価)による給料アップが義務付けられている会社が多い。政府では大体一年で2.7%は上がるようになっている。

給料は実は下がっている日本

三菱東京UFJ銀行国際業務部さんが作成した資料の6ページ目によると、

2006年から2015年のアジア圏の賃金の推移が示されているのだが、注目すべきはマイナス成長なのは台湾と日本だけなのである。

中国やアセアン諸国の上昇率が比較的高く、台湾・韓国・日本の上昇率は比較的低くなっている。日本に関してはマイナス16%という驚異的な数字を打ち出しているからびっくりである。

こちらのList of countries by average wageを参考にしても日本の賃金がそれほど高いものではない、というのがお分かりいただけるだろうか。近年はアジアの追い上げがまたすごい。

これではほかの国から日本の給料が安い、と言われても仕方がないような気がしてしまう。

今までは欧米諸国や日本が挙ってOutsourcing(委託事業)をアジアに託していたが、このままいけばアジアの給料が上がりすぎてしまい、委託事業では採算が取れなくなってしまう可能性がある。となると、近年急発展を得ているアフリカに仕事を取られてしまう可能性もある。

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また質の良い人財がいる。そういった意味で、日本自体が委託事業を任される可能性が大きいだろう。委託が悪いことだとは思わないが、世界のトップを走っていたはずの日本が委託先となってしまうのはなんとなく受け入れがたい。。。

 メイド制度が浸透している国

 

日本では最近になって家事代行、などというサービスが増えだしたが、これはDomestic Worker, つまりメイドにかなり近いものになってきているんじゃないだろうか。

 

もちろんそんなに安いものではないようだが、とはいえ、先進国の中でこれはかなり変な傾向にある。例えばアメリカやオーストラリアでは、もちろんかなり富裕層になってくるとお手伝いさん、という形で家事を手伝ってくれるところもあるかもしれないが、95%以上の家庭でそういう制度は使用していない。使用しているのは掃除代行程度だ。しかも安くない。

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だが、ベトナムやインドでは5軒に1軒はメイドを利用する、と言われている。

 

これについて面白い記事を読んだ。この著者は

「インドでは貧困の末、まともに学校に行くことができず、なんとか生活していくための術としてメイドとなることを選ぶことになった人が多い」

とまとめている。

これは一理あるだろう。

 

また私の考えでは、オーストラリア、イギリス、アメリカなどでは食器洗浄機、乾燥機、自動掃除機、などが発達し、一般家庭ではそれらを利用することで不便をしのいでいる。実際私もその一人であるが、これはかなり便利である。

 

また、こちらにも述べられているように、メイドは時によってはトラブルメーカーになることも多いそうだ。考えてみれば人材を雇うわけで、会社経営と似ている。会社でチームを組む時もやっぱりそんなにスムーズにいくことなど多くないわけで、本当に良いメイドさんに出会えるチャンスなんてそんなに多くないのかもしれない。

 

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実際掃除代行サービスを使用しているオーストラリア人のお友達もしょっちゅう文句を言っている。掃除だけでこれだけの文句なら、住み込みならなおさらではないだろうか。

 

また最低賃金が週7万円程度と決まっているオーストラリアではかなりの支出となってくるのもサービスが定着化しないのも理由の一つであろうか。

 

そういうことを考えると、教育の浸透、テクノロジーの進化、そしてHR(人事)の面倒くささ、最低賃金引上げ、から先進国ではメイドを雇う価値を感じていないのではないだろうか。

 

なのに、全く反対の路線を走っている日本。とても不思議で仕方がない。

 

日本だからできる家事代行サービス

 

とはいえ、もしかしたら日本だからこそできるのかもしれない。

日本のありがたい義務教育のおかげでお金がないから学校に行けなかった、という人はほとんどいないだろう。

そのため、家事代行をしてくださる方が教育不足、ということはまずない。また日本の文化的なものもあり、中途半端な仕事をする人はとてもまれで家事代行を頼んでもアジア諸国のような仕事の出来に対する苦情も少ないだろうし、また中東などでよく起こるメイドいじめなども起こらないだろう。

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大変良心的なお値段で、大変満足度の高いサービスが受けれる。これは本当にありがたいものだ。もともと男性が働き、女性は家で家事を行う専業主婦制度が崩れてきている良い兆候かもしれない。

とはいえ、まだまだ続く保育園や、ワークライフバランスの問題。セクハラにパワハラ。日本では女性が働く体制がまだまだ整ってないのが現実であろうか。

日本ではMBAホルダーが多いのだから、こういう問題も早く解決されていてもおかしくないのにな、と思うのだが。せっかく高いお金と時間をかけて習った経営学。こういうところにも早く活かされてほしいなと願っている。

 

 

まとめ:日本のGDPアップをしないと、アセアン諸国に負けてしまう

 

GDPもここ数十年著しい変化が見られない日本。その間にアセアン諸国は目を見張る成長を成し遂げている。そのおかげで格差もかなりなくなってきている。このままでは日本がアジアのリーダーと言っていられなくなる日もそう遠くないのかもしれない。

 

また先進国ではあまり見られない家事代行サービスが流行りだした日本。これは日本だから流行る文化なのかもしれないが、だが、女性の社会進出がまだまだ遅れている中、なんとなく、日本がある意味で後退しているのかなと感じてしまったの私だけだろうか。

 

キャラ弁などという、日本独自の文化を作り、余計お母さんの仕事を増やしているような気もするんだが。。。

 

GDPが伸びてない、給料も上がってない、でもMBAホルダーは増えている。しかも先進国ではやっていないメイド制度が家事代行、という形で流行っている。そんな日本には本当にグローバルに働ける人財(Human Capital)が重要になってくるだろう。

 

あのヒラリー・クリントンも

「日本で女性の社会進出が盛んになればGDPが上がる」と言っていた。

 

グローバルにリーダーシップが取れて、グローバルに重宝される人財。そういう人たちが新しい日本を担ってくれる。世界のいいところを日本に取り入れながら、日本の良さを残していく。そんな人材を育成していく必要があると私は信じている。

 

 

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大阪出身、オーストラリア在住、オーストラリア国籍を持つ。

True North Life Coaching代表。

19歳でいきなり思い立ったオーストラリア短期留学のはずがそのまま永住。

英語力ゼロ、貯金ゼロ、友達ゼロ、住むところゼロからスタートしたオーストラリア生活だが、学費のためになんとかフルライムで働きながら大学に通い、国際政治学を専攻、3年制大学を2年で卒業。

公務員、ビジネスコンサルタントを経て、出産を機にコーチングに転機。

自分の経験と、あの世界トップのコーチ、トニーロビンズの弟子から習ったライフコーチングメソッドを活かし、True North Life Coachingを設立。

コーチングを通じて多くの人に自分の肌で夢をかなえる楽しさを実感してもらいたい、最高の自分を更新し続けてもらいたい、というコンセプトでTrue North Life Coachingを設立。

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